地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「ん、もう終わったよ」
「え!?」
私達、何か話したっけ?
いや、話したことには話したけども…
私が質問しただけだし
陽介くんが自発的に話してはないよね?
「それじゃ、勉強頑張ってね
わからないとこあるなら、なんでも聞いて」
「あ、は、はい…」
そう言うと、陽介くんは部屋を後にした
本当………
一体、なんだったんだ…
そう思いながら、再びベッドにダイブした
「はぁ〜……」
私に………勤まるのかな?
こんな大企業の社長なんて…
ダメだっ!
こんなマイナスにばっかり考えたらダメ!
おじいさんのために、やるって決めたじゃない!
約束したのだから、守らないと…
だから………
渚くんへの気持ちは消さないと…
いや、消さなくていい…
そんな努力をしても、ただ余計に恋しくなるだけ
この想いは………
誰にも告げる事無く、私の中で置いていこう…