地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




「まぁ、俺等の話はどうでもよくて
莉緒に聞きたいことがあるんだけど」

「あ、はい……なんですか?」



………っ!!

い、今……っ、さらっと名前で呼ばれた!?


あー、びっくりした……

向こうはこれが普通なんだから、気にしたら駄目だ…


平常心平常心………



「髪の毛、何か手入れしてるのか?」

「え……?
髪の毛…ですか……?」



予想外の質問にまたまたびっくりした



「えーっと……特には…
普通にシャンプーしてトリートメントしてますけど…」

「すごいな…」



車が信号にかかって止まると、信也さんが手を伸ばし、私の髪を梳いた


その動作がとてもスマートで、思わずドキッとした……



「コラー!信也!
あたしの可愛い莉緒ちゃんに手を出すなー!」

「は?
髪梳いただけじゃねぇか
つか、いつから莉緒はお前のになったんだよ」



都さんが声を掛けてくれたお陰で信也さんの手が私の髪から離れた




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