地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




「おい、着いたぞ」



停車すると同時に、読んでいた雑誌をひったくられた


私はブスッとした顔で信也さんの方を見た



「ほら、早く行かねぇと1日で回れねぇぞ」

「はーい……」



ちぇっ………

もうちょっと見たかったのに


後でじっくり見ようっと



私達は建物の中に入っていった



「どこに行けばいいんだろ…」

「あそこにいる奴に聞いたら?」



信也さんが指差す方には、2人の男の人が居た



「よーし!
今度は相手が男だからあたしの番ね!
ここで待ってて!」



都さんは目をキラキラさせながらその2人組の男の人の元へ向かった



「あいつ……相変わらず楽しんでんな…」

「そうですね…
でも……少し羨ましいです
私にとっては…」



だって私は、自分の本当にしたいことも言えない…

大切な人を、裏切ることしかできない…




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