地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?

「ここだよここ！」



実習中と書かれた紙が貼られているドアを見つけた


い、いよいよか……

さっきと同様に、やっぱりドキドキする……



「それじゃ信也！
先生に交渉してきなさい！」

「……面倒くせぇ」

「いいから！
莉緒ちゃんのためでしょ」

「へいへい……ったく」



信也さんは、嫌そうにそのドアをノックした



「信也さん……そんなに嫌なのかな…」



私のせいでこういうことになってるから、申し訳なくなってきた


送ってくれるだけじゃなくて、先生と交渉してもらうなんて…

やっぱり、図々しすぎるかな…



「大丈夫！
あんな顔してるけど、莉緒ちゃんに頼られて、きっと嬉しいはずだから」

「そんなことは…ないと思いますけど…」

「信也は相当莉緒ちゃんのこと気に入ってるから」



都さんはそう言ってくれたけど、やっぱり気になる…