地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あんたもしかして、莉緒ちゃんに手を出す気じゃないだろうねぇ〜……」
都さん………怖いっす
つか、その質問……
最終的に傷つくの私ですよ
こんな女、手を出す価値もないって言われて、お終いですよ
「さぁな
そんなのわかんねぇよ」
「は!?」
「少なくとも俺は、自分のモデルにするぐらいは莉緒のこと気に入ってるからな」
信也さんは都さんに向かってそう言うと、私の肩を抱き、引き寄せた
「あんたねぇ〜……」
「ま、莉緒の許可無く手出したりしねぇよ
惚れたら、振り向かせるだけだ」
信也さんは怪しい笑みを浮かべてこちらに視線を移した
いやいや、私に惚れるなんてあり得ないあり得ない
普通に考えてないない
都さんは何の心配してんだか…