地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あっ……、私日誌持って行かないと…っ」
私は慌てて席を立とうとした
「待って」
その男の人に腕を掴まれた
早くこの男の人から離れたい…
だって……
心臓があり得ないくらい速いから……っ
「名前……教えて」
「え……っと、柏原…」
「下の名前は?」
「莉緒……」
「莉緒か…、可愛いな……」
「っ////」
「俺は渚」
「あの……名字は…?」
「名字教えたら、名前で呼ばないだろ」
渚……くんは、少しはにかんで言った
「それじゃ、またな莉緒」
「は、はい……!」
渚くんは教室を出ていった
まだ心臓バクバクいってる…
もしかして……惚れた?
いやいや、違う違う
あんな綺麗な人と話をしたからだよ……ね
それに、あんな綺麗な碧い瞳は初めて見た…
まるで、吸い込まれそうだった…