地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?




首を傾げてる私に、莉緒は気にしなくていい、と言った


そんなこと言われたら気になるでしょ

とか思いながら、一緒に回ってるうちに忘れていた



そして人に酔った私達は、人目のつかないところで、休んでいた



「あ、もうそろそろ5時だ!
戻らないと!」



そう言って立とうとすると、渚くんに後ろから手を引っ張られた



「わっ!」



バランスを崩した私は、渚くんに凭れる形になった



「ど、どうしたの!?」



振り向いて聞いたが、渚くんは私の肩に顔を伏せていた


すると、私のお腹に渚くんの手が回ってきた



「もう少しだけ……」

「う、うん…」



この密着度は恥ずかしかったけど、それとは別に居心地がよかったから、私の手を渚くんの手に重ねた


少し経ってから、突然渚くんが首にキスをした

私の身体はその瞬間、ビクンッと揺れた



「そろそろ行くか」

「うん…」



私達は手を繋いで、教室に向かった




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