地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「あ、ちょっと待って!」
私は皆にそう言って、自分の鞄からあるものをだした
「皆お疲れ様!
これ昨日作っておいたクッキー
よかったら食べて!」
1人1人に袋に詰めたクッキーを渡した
「マジ!?
柏原さんありがとう!」
「こんなの用意しとくとか、優しすぎ!」
皆笑顔でありがとうと言ってくれて、嬉しかった
作った甲斐があったな
そしてやっと解散した
「莉緒帰ろ」
「うん!」
渚くんの差し出してくれた手に自分のを重ねて、部屋を出た
「なぁ」
「ん?」
「俺の分のクッキーないのか?」
渚くんは少し拗ねたような口調で言った
それを可愛いと思って、クスッと笑ってしまった
「ちゃんとあるよ、ほら」
鞄から皆とはラッピングが違うクッキーを出した
「ありがと莉緒」
そう言って、抱き締めてきた