地味少女の彼氏はイケメンハーフ!?
「ちょっ、渚くん!
ここ道のど真ん中……っ」
腕の中で暴れる私に、しょうがないなぁと言いながら、解放してくれた
ふぅ~……助かった…
「今食べていい?」
「いーよー」
渚くんは一口食べて、笑顔で美味いって言ってくれた
その瞬間、自分の頬が自然に緩んだのがわかった
「そういえば、莉緒1回教室見に来ただろ?」
「えっ!?
なんで知って……っ
だってあの時…」
「あの時…なんだ?」
「いや、えっと……」
嫉妬してたこと……言わないほうがいいよね
面倒な奴とか思われたくないし…
「せ、接客してたから…!
話し掛けたら邪魔になると思って!」
「………」
無言で見てくる渚くん
う、嘘はついて…ないよ……ね
接客してたのは本当だし
少しドキドキしながら、渚くんを見ていた