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「アーシェーっ!」

サラの声にステージを振り返ると、露出の多い衣装に纏った装飾をシャンシャン鳴らして、飛び跳ねながらあたしを呼んでる。

あたしは右手の小指を立てると、軽くそれに口付けしてサラに掲げた。
するとサラは、同じように右手の小指に口付けて、それをあたしに掲げる。

あたしが頷くと、にっこりと微笑んで、サラは胸に手を当てて深く深呼吸を繰り返した。

ハープの音が、静かに鳴り響く。
サラが歌う歌の中で、あたしが一番好きな歌。

「星が輝くのは……」
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