恋磁石
今日は配布物を配られただけで学校が終わった。
たくさん配られたプリント類をファイルに
入れているとミサが振り返って
「しーちゃんっ!一緒に帰ろうっ」
「うんっ」
2人は話しながら校門を出て行った。
「しーちゃんの家ってどのへん?」
「あ,,ここからすぐなんだけど...」
「そうなの~!?ミサ.しーちゃんの家行ってみたいなあ~」
「いいよっまだ荷物片付いてないけど...」
私達が角をまがった瞬間大きなバイクが前から
凄い勢いで走り抜けてきた。
「「きゃあっ!!!!」」
私は思い切り後ろにしりもちをついた。
ミサもその場にしゃがんでしまっていた。
い..命の危機を感じた...
ほんとに何なの!?
危ないじゃんっ
あたしこうゆうの許せないんだよねっ
ん...?
今のバイクの人って...
なんか見たことある気がする...
金髪で...ピアス...
あ!体育館裏にいた人!?
こんなことするような人に見えなかったのに!!
なんかすごい幻滅!
「危ないね~ほんとに小学校の時はあんなじゃなかったんだよ?」
「え?あの人の事ミサ知ってるの?」
「うん!小,中学校一緒だったからね~
てかこの辺でも有名だよ?しーちゃん知らないの?」
「あ.あたしつい最近引っ越してきたばかりで...」
思いがけないミサの言葉に頭が混乱する
そんな有名な人なんだ、、
てゆうか待って!同い年なの!?
「そうなんだ!あの人ね,瀬戸 奏多ってゆうんだよ~」
瀬戸,,,奏,,多!?
私の席が隣の人じゃん...!!
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