恋磁石
次の日あたしは教室に行く前に体育館裏に行った。
そこにあいつの姿はなかった。
あの野郎...さぼる場所まで変えやがったのか!?
あたしは教室に入りドカッと荷物を置き椅子に座った。
ん?
なんか教室の空気がおかしい?
なんかあったのかな...
ふと周りを見渡すと隣の席に誰か寝ていた。
....誰!?
持っていたシャーペンが手から
カターンと落ちた。
その音で顔をあげた寝ていた奴は
あいつだった。
「な....なんでいるの...?」
多分史上最強のあほ面をあたしはしていただろう。
「なんか俺に授業受けて
ほしがってるおせっかいな女がいるから」
ボッ
顔が一瞬で熱くなるのがわかった。
「ばっ////馬鹿じゃないの!?」
といいながらきっと今あたしの顔は
りんごよりも真っ赤だろう。