宛名のないラブレター


「ねぇ、あんたあたしが一人でいるの見て喜んでるでしょ」

だから苦手だ

「そうだね」

「あんた最低だね、まぁあたしそれでも負けないよ?あんたとは違うの。そんな低レベルな事して何が楽しいの?あたしには分からない。・・・・でも一つだけ教えてあげるね?いつまでみんなあんたについて行くかしらね。」


あいつの言葉は数週間後的中した。
俺の言葉に誰も耳を傾けない
俺を見ようともしない
俺と目が合えば汚らしい物を見るようになっていた。

どこで間違えたんだろう。


クラスで浮いている俺を見ても先生達は何も言わなかった。
別に何か言って欲しいわけじゃないけど


でもあいつは違った。
そう、あいつは・・・・・・・







「ほら、あんたやっぱ馬鹿だね。・・・素直に謝んなさいよみんなに」






俺に声をかけてくれた。

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