宛名のないラブレター


校庭で一人、泣いた。
もうどれくらい泣いただろうか、
でもまだおさまらない。
一生泣き続けてしまうのではないだろうか

それくらい辛かった。
あいつがいなくなるなんて

俺には考えられない

いつも笑ってて、明るくて、クラスでも人気のあるあいつが




消える。




「なんで・・・・いくなよ・・・・・・・・いくな。ぁ」









この声も届かない。






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