夢地図
そんな地図を必死に見つめて輝かせた目を、アーシェは酒場の主人に向けてニヤリと微笑んだ。
主人は、こりゃぁ面白いといわんばかりに、アーシェの地図に目を配る。

「一体どこの地図なんだい?」

目を細めたり、大きく見開いたり。

まったく検討がつかないような顔で、主人はアーシェの顔と地図を必死に見比べた。
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