大地くんの天気予報


「カザミネさんッ…!!」


オレは、そんなカザミネさんに向かって興奮しながら叫んだ。


カザミネさんは、衣装と鬘は外しているものの、まだお化粧は落とせておらず、浴衣を着て、頭部には鬘の下に巻かれる紫の布が覆われたままの状態であった…。


「おッ!!ヨウちゃんじゃないかぁ~ッ!!」


そう言って、カザミネさんはニカッと笑い、オレの方へ飛びかかるようにしてやって来た…!


「……ッ!!」


「いやァ~ッ!他のお友達も来てくれたんだね~!!嬉しいよ~ッ!!」


< 299 / 419 >

この作品をシェア

pagetop