大地くんの天気予報


…オレの首に腕を回して、パンパンと嬉しそうに背中を叩いてきたカザミネさんは、パッとオレから離れて言った。


「おっと、ゴメンゴメン!まだ化粧落としてないから、服に付いちゃうよねッ!…いやぁね、もう、さっきみたいな子猫チャンたちがいつまでも解放してくんないもんだからサァ!…なぁんちってネ!」


そう言って、アハハと豪快に笑うカザミネさんは、改めてオレたち…、特に今日初めて会うダイチとユウちゃんに向かって挨拶をした。


「キミたちとは、初めましてだね…!アタシは風花…、あぁ、清風の、従姉妹のカザミネです!よろしくゥ!!」


ダイチとユウちゃんも、そんなカザミネさんの持つ迫力に圧倒されながらも、それぞれに挨拶をした。


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