大地くんの天気予報


他にも、すれ違う何人かの男が清風の方をチラチラと見ていたり、外国人のデッカイ兄ちゃんが、「ヒュ~♪」と口を鳴らしたりしていた…。




「…お前、スゲぇな…」


俺がポツリとつぶやくと、清風はクルッとこちらに顔を向けて言った。


「…ん?…何が?」


「…いや、何でもねぇよ」




…そうしてしばらく歩いていると、ゲーセンの前までやって来た。


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