大地くんの天気予報


…そっか。


コイツはこれまで、そういうフツーのことを、当たり前のようにしてきたわけじゃないんだ。


踊り中心の生活で、いろんなところに行かされて…、友達作って、ゲーセンで遊んだりすることもなかったんだ…。




「…いいよ、わかったよ」


「ホント?…やったぁ!!」


目をキラキラと輝かせてはしゃいでいる清風に、俺はしぶしぶ答え、苦笑いした。


< 375 / 419 >

この作品をシェア

pagetop