各駅停車 ~あなたに会いたくて~【短編】
ゆり子はあたしをなぐさめてくれた。
ラブレターを渡せなかったことを、責めたりはしなかった。
一番辛いのは、あたしなのだと知っていたから。
「ねぇ、玲奈、」
ゆり子はあたしに、優しく言い聞かせるように言った。
「もしも玲奈とその人が赤い糸で繋がっているのなら、きっとまた会えるはずだよ。」
「そうかな・・・?」
あたしは涙を拭きながら言った。
「もしこれから会うことがなかったら、その人とは縁がないんだと思う。
でももしその人が玲奈の運命の人なら、きっとまたどこかで会えるはず。」
「うん・・・。」
ラブレターを渡せなかったことを、責めたりはしなかった。
一番辛いのは、あたしなのだと知っていたから。
「ねぇ、玲奈、」
ゆり子はあたしに、優しく言い聞かせるように言った。
「もしも玲奈とその人が赤い糸で繋がっているのなら、きっとまた会えるはずだよ。」
「そうかな・・・?」
あたしは涙を拭きながら言った。
「もしこれから会うことがなかったら、その人とは縁がないんだと思う。
でももしその人が玲奈の運命の人なら、きっとまたどこかで会えるはず。」
「うん・・・。」