恋心―短編集―
「恵美、まだ健一くんのこと想ってる?でもね、恋は忘れなきゃ出来ないのよ?だから!頑張ろう」



 ぽんぽんと背中を叩く里奈。



 あたしは静かに頷いた。



 そうだよね。



 忘れなきゃ。



「行こう!」



 合コンは午後7時から。
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