Second Life 〜セカンド ライフ〜








『……でも、怖い。』




いいのかな?





『また………
裏切られるかも。』






私がそういったときの
康平の顔はなんとも
言えないくらい寂しそうだった。






『……なぁ。』






私はまた人を
信じてもいいの?







『怖がってばっかじゃ
なんも変わらねぇよ。

お前はなんも考えずに
自分の気持ちに
素直になればいいから。』





そういって康平は
笑っていた。








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