Second Life 〜セカンド ライフ〜
屋上に入りしばらくの沈黙。
一番最初に口を開いたのは
楓だった。
『皐月…
俺らさ考えたんだ。
考えて考えて…
やっぱ皐月と居たいって思った。
少しの間しか
一緒にいなかったし
まだなんにも皐月のこと
知らないけど…
やっぱ離れてみて
わかったんだ。
俺らは皐月が好きだよ。』
『………楓。』
あんなにひどいことを
言ったのにまだそんなこと
言ってくれるんだね。