Second Life 〜セカンド ライフ〜







『じゃあお前ら
俺は皐月送ってから行くし
ちょっと遅れるわ。』





『りょーかい♪

じゃ、皐月ちゃんまたね。』



『皐月!じゃあな。』






『あ、さよなら。』




そう言って二人は
バイクをふかしながら
颯爽と行ってしまった。






『よし行くか。』




ん?



『ちょっと待って!
今の人達バイトの友達?
バイト遅れちゃうよ?
私歩いて帰る。』





私のせいで康平の
負担が増えているのに
更に迷惑かけるようなことは
したくなかった。






『ちげーよ
あいつらは…学校の友達!
今日はバイトねーし。』





康平がバイト休みなんて
めずらしいじゃん。

しかもいつもは
バイト休みだったら
絶対私といてくれる。










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