Second Life 〜セカンド ライフ〜







『ふーん
なんか怪しい…』



疑いの眼差しを向ける私。





『………………。』





『いつもならバイトの
休みは事前に教えてくれるし
私といてくれるのに…』




そう言うと康平は
観念したように




『あーもうわかったよ!
今日は月に1回の
暴走の日なの!
総長の俺がいなかったら
始まんねーだろ?』




『……?』




『皐月に言ったら
絶対心配すると思ったから。』





『暴走族の総長って
だけで毎日すっごく
心配してるよ。』




そう言って笑うと
康平も笑って
なるべく早く帰ると
約束してくれた。







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