幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~
もう一つのは、同じような暗い回廊に繋がっている。
最後の出入口の向こうは、明らかに別世界で、真っ白な壁と色とりどりのタイルで装飾された床が見えた。
「あちらは何ですの?」
ロザリンドが、興味津々といった感じで尋ねた。
「あの先は瑠璃宮です」
尼僧はそれで全ての説明がつくとばかりに言った。
実際、あたし以外は瑠璃宮が何か知っていたようで、三人とも急に浮足立ったようになった。
あの先に何があると言うのだろう?
ジェニスタが邪魔でよく見えない。
あたしは少し横にずれて、奥の方を見ようと目を凝らした。
青い物がチラリと見えた。
胸がざわつく。
あたしは静かに瑠璃宮への入口に近づいた。
白い廊下の突き当たりの壁に、色鮮やかな絵が描かれている。
いや、違う。
最後の出入口の向こうは、明らかに別世界で、真っ白な壁と色とりどりのタイルで装飾された床が見えた。
「あちらは何ですの?」
ロザリンドが、興味津々といった感じで尋ねた。
「あの先は瑠璃宮です」
尼僧はそれで全ての説明がつくとばかりに言った。
実際、あたし以外は瑠璃宮が何か知っていたようで、三人とも急に浮足立ったようになった。
あの先に何があると言うのだろう?
ジェニスタが邪魔でよく見えない。
あたしは少し横にずれて、奥の方を見ようと目を凝らした。
青い物がチラリと見えた。
胸がざわつく。
あたしは静かに瑠璃宮への入口に近づいた。
白い廊下の突き当たりの壁に、色鮮やかな絵が描かれている。
いや、違う。