幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~
天窓から光が差し込んでいた。
ところどころに明かり取りの窓がある他は、壁側は全て書棚だ。
二階と三階はテラスのようになっていて、各階の書棚に手が届く。
一階の端に少し床が高くなっている場所があった。
椅子が数脚。
そして巨大なテーブル――どうやら書斎のようなスペースらしい。
「すごいね」
あたしは上を見上げながら言った。
「王城の書庫はもっと大規模だぞ」
「そうなの? この屋敷にこんな所があるなんて知らなかった」
「連れて来ようと思ったことがないからな。お前は落ち着いて書物を読む類いではないし」
まあ、そうだよね
「こちらへ」
ところどころに明かり取りの窓がある他は、壁側は全て書棚だ。
二階と三階はテラスのようになっていて、各階の書棚に手が届く。
一階の端に少し床が高くなっている場所があった。
椅子が数脚。
そして巨大なテーブル――どうやら書斎のようなスペースらしい。
「すごいね」
あたしは上を見上げながら言った。
「王城の書庫はもっと大規模だぞ」
「そうなの? この屋敷にこんな所があるなんて知らなかった」
「連れて来ようと思ったことがないからな。お前は落ち着いて書物を読む類いではないし」
まあ、そうだよね
「こちらへ」