幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~
情けないことに、腰が抜けてしまったあたしは、ホークに横抱きにされて別室に連れて行かれた。
お姫様抱っこ――と言いたいところだけど、どう考えても親猫に首をくわえられたチビ猫というのがピッタリだ。
「まったく! そのうち自分が粉々になるぞ」
ホークはかんかんに怒ってる。
無理もない。
先週は自分の家でボヤを出し、
その前の週は裏山の崖を吹っ飛ばして落石に巻き込まれそうになり、
今日はホークの家の一部を吹っ飛ばしてしまった。
「あんな簡単な魔術も使えないなんて信じられない!」
そうよね
あたしには魔導士は向かないのかもって、最近すごーくそう思ってる
「なんとか言ったらどうなんだ?」
うーん……とりあえず謝っておこうっと
「ごめんなさい」
お姫様抱っこ――と言いたいところだけど、どう考えても親猫に首をくわえられたチビ猫というのがピッタリだ。
「まったく! そのうち自分が粉々になるぞ」
ホークはかんかんに怒ってる。
無理もない。
先週は自分の家でボヤを出し、
その前の週は裏山の崖を吹っ飛ばして落石に巻き込まれそうになり、
今日はホークの家の一部を吹っ飛ばしてしまった。
「あんな簡単な魔術も使えないなんて信じられない!」
そうよね
あたしには魔導士は向かないのかもって、最近すごーくそう思ってる
「なんとか言ったらどうなんだ?」
うーん……とりあえず謝っておこうっと
「ごめんなさい」