そして、今日も好きなんだ
分かってくれたみたいで良かった。
お前も、そこまで馬鹿じゃなかったんだな。
「…あの子を笑顔に出来るのはお前だけなんだ…。なぁ、『好き』って言ってやりなよ」
あの子の笑顔。
あの笑顔を作り出せるのは、僕ではないのだから。
お前が『好き』だって、言ってやれよ。
僕じゃやっぱり言えないんだ。
“逃げ”かも知れないけど、
僕じゃやっぱり駄目なんだ。
僕は所詮、
お前の親友だ。
僕はずっと、
お前の親友だ。