先生好きでした
車に乗ってから5分ほどで学校に着いた


「職員室か!?」

「校長室にいるみたいです…でも、なんだか緊張しますね」


「まぁな~普通は何度も入るところじゃないしな!」


「ですよね…」


うわぁ…だんだん不安になってきたよ



「尾崎!?ビビりすぎだって!!」


「だって…」


「仕方ないな…じゃぁ待っててやるから、行ってこい」


「え…だって先生も用があって学校に来たんでしょ!?」

「まぁ俺の用事は急ぎじゃないから」


「良いんですか!?」


「あぁ」


そんな会話をしていると


ガチャ


校長室のドアが開いて、お父さんがこっちを見ていた


「里沙遅かったな…心配したぞ!」

「ごめん!!途中で雨が降ってきちゃって…丁度先生が乗せてきてくれたんだよ」


「そうだったのか!?まぁ無事でよかったよ…あっ藤川先生ですよね!?娘がいつもお世話になってます!里沙の父親です」


「どうも。藤川です。よろしくお願いします」


「じゃぁ里沙まだ話の続きなんだ…行こうか」


そう言われて校長室に入って行こうとしたら


「あっ藤川先生!君も入ってきなさい」


校長室の中から声がした






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