先生好きでした
「うわぁ~すっごく綺麗ですね!!」


私は夜の海に興奮して、波の所まで走った



「尾崎~あんまり走るとあぶな「うわっ!!」」


慌てて走ったから、砂に足を取られて転けちゃった…



『恥ずかしい!』



「だから言っただろ!?危ないって…」


「すみません…だってあんまりにも綺麗だったから、つい…」


「ほら…手に捕まれ!!」

「あっ…はい…ありがとうございます」



『初めて手を握っちゃったよ~絶対顔赤いよ…』


「ぷっ!!ははは…」


「え?なんか付いてますか?」



「お前砂だらけだぞ!?」


「え~!!うそ!!…きゃー…制服が…」



「ほら…じっとしてろ!!今、はらってやるから!」



パンパン…



はっ…恥ずかしい


と言うより、ダサいなぁ私…



「すみません…」


「こら~!今日から『すみません』禁止!お前言い過ぎだし…」


「あはは…そんなに言ってますか!?」



「たぶん海に来てから何回も聞いてる!」



「そんなに?明日から気を付けます…」



「ほら…全部取れたぞ!!」


「あっありがとうございます♪」



「今度は気を付けろよ!?」


「はーい!!」


「じゃぁ砂も取れたことだし、波の近くまで行って座るか!?」


「はい!行きたいです!」


「まったく…喜怒哀楽が激しいやつだなぁ」



「まだ怒ってませんよ!!」


「はいはい…あっ!!ここに座るか!?」



「はい…」




……


「そんなに離れて座らなくても良いから…」


「え?でも…」


「良いから近くに座れよ~」



あれ?


なんか先生さっきと態度変わってません!?






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