先生好きでした
家に入ると…


「おかえり!!理沙~」


えっ…



お父さんもいる


「なっ…なんで二人とも家にいるの!?」


すると二人揃って見事に固まった



「それがね…」



なんか嫌な予感がするような



まさかその不安が当たることになるなんて…



「仕事の関係で一年間イギリスに行くことになっちゃってね…」


お母さんが話し出した




「え…じゃぁお母さんだけイギリスに行っちゃうの!?」


「いや…」


今度はお父さんが話し出した



「俺は日本に残りたかったんだけど、今度俺の会社が海外進出することになって、オーストラリアに移動になったんだ…」


「うそでしょ!?じゃぁ三人ともバラバラって事だよね!?」



「このまま行くとな」



「でね…理沙に聞いてほしいのは、どっちに付いていくかって事なのよ」


「そんな…急に言われても」


私は日本に居たいよ



大切な友達もいるし


もちろん先生もいるし



「明後日にお互い出発なんだ…それまでに「まっ待ってよ!!」








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