Alice
†白ウサギ†
沈黙に耐えれなくて口を開くと、それまで喋ってなかったからか、かすれた声しか出なかった…情けないボク。
『何?白ウサギ…言いたいことがあるなら はっきり言って!!』
あまり声を荒げないAliceだから怒られたことに驚いた。
いつも怒らないAliceが怒るくらいだから よほどボクの隣を歩くのが嫌なのかなぁ?
『なんで喋らないの?Alice…』
さっきまでネガティブ思考だったから弱々しい声になってしまった。
『えっ…?』
Aliceはとても驚いた声を上げた。
『Aliceが喋ってくれないと不安なんだ…Aliceがもといた場所に戻りたくなったのかって…』
ボクの本音を打ち明ける。