心の中のあなた


「また謝った」

「…あっ!」


狭山は、顔を赤くしながら また謝りかけた。

その行動に、…これまでにないほどの愛しさを感じたんだ。

気づかないフリをした。

その想いを、胸の中へと押し潰して―…。


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