心の中のあなた


「いいの!行こ行こ!」


俺は、腕を引っ張られ 廊下を歩く。


「やめろって―……狭山…」


顔を上げた瞬間、狭山が目の前に居た。


俺を見る目は、とんでもなく切なく悲しそうな目をしていた。



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