心の中のあなた


俺が暴言を吐くとユリの眉間にシワが寄る。
きっと、暴言が気にかかったのだろう。



俺は、一端…空気を一気に吸い込み…ゆっくりと吐いた。





コイツには、話さなきゃいけないことがあるから。


このまま、何も知らず ユウトを苦しめ続けるユリが許せないから。


もし、ユウトの辛さが 少しでも和らぐのであったら…


これは、絶対に話さなきゃいけない。


< 143 / 247 >

この作品をシェア

pagetop