心の中のあなた


「…申し訳…ございません。……娘さんを…助ける事は…できませんでした。」



医者が顔をしかめる。


サヤの母親は、床に崩れ落ち どこか遠くを見ていた。
父親は、そんな母親を支える。


ユウトも、拳を握りしめ ただ 黙って下を向いていた。



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