心の中のあなた


「……」


さっきの和やかな雰囲気とは裏腹に、ピンと張りつめる空気。



しばらくの間の後、狭山は立ち上がった。


「そ、そうだよね!…い…言えるはずないよね…!…じゃ…私…帰るね…」



狭山は、顔をひきつらせていた。
凄く悲しい表情…だ。



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