心の中のあなた


「ハァ…」


俺がため息をついて目を逸らすと、狭山が目に涙を浮かべながら俺を見ていた。



「………!!!」


(ドクン…)



胸の鼓動が一気に速くなった。


もう少しで大きな目からは涙が溢れ落ちそうだった。



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