KIRINの恋
書類をやり直そうとパソコンに向かったまどかだが、背後に気配を感じて振り向いた。
「わっ!松田さん!な、何ですか!?」
見ると松田がすぐ近くに立っていた。
「その書類これでいいから。」
と言って松田は、先ほどまどかにやり直すように言った書類を取り上げた。
「え?でも変更になったんじゃ…」
「うそだよ」
「うそ!?」
「普通に声かけたんじゃ迷惑かなと思って。」
部屋の周りを見渡すと職員はみんな休憩に行ってしまい、室内には松田とまどかの2人だけが残っていた。
「松田さん他の社員に誘われなかったんですか?」
休憩時間に女子社員が放っておくとは思えなかった。
「そういうの交わすの得意なんだ」
平然と松田は述べた。
部屋には二人きり。
邪魔者はいない。
聞くなら今しかない。
まどかは思い切って聞いてみた。
「松田さん…知ってたんですか?」
「何を?」
分かってるくせに
しらじらしく松田は聞き返した。
「同じ会社だったことです」
「あーそのことね。知ってたよ。城田さん気づいてなかったんだね」
あっけらかんと松田は言った。
「知ってたならどうして教えてくれないですか?」
「知ってると思ったんだよ」
「うそ!適当なこと言わないでください!」
「わっ!松田さん!な、何ですか!?」
見ると松田がすぐ近くに立っていた。
「その書類これでいいから。」
と言って松田は、先ほどまどかにやり直すように言った書類を取り上げた。
「え?でも変更になったんじゃ…」
「うそだよ」
「うそ!?」
「普通に声かけたんじゃ迷惑かなと思って。」
部屋の周りを見渡すと職員はみんな休憩に行ってしまい、室内には松田とまどかの2人だけが残っていた。
「松田さん他の社員に誘われなかったんですか?」
休憩時間に女子社員が放っておくとは思えなかった。
「そういうの交わすの得意なんだ」
平然と松田は述べた。
部屋には二人きり。
邪魔者はいない。
聞くなら今しかない。
まどかは思い切って聞いてみた。
「松田さん…知ってたんですか?」
「何を?」
分かってるくせに
しらじらしく松田は聞き返した。
「同じ会社だったことです」
「あーそのことね。知ってたよ。城田さん気づいてなかったんだね」
あっけらかんと松田は言った。
「知ってたならどうして教えてくれないですか?」
「知ってると思ったんだよ」
「うそ!適当なこと言わないでください!」