MIND SPIRAL
「僕の実力で……す……」
と言うと、オスカルはその場に倒れてしまった。
「んげっ!?何?死んd「こらこら!禁句だよっ」
「どうしたんですの!?」
いきなり倒れるものだから、皆が動揺してしまっている。
「そいつ、大丈夫なのか。色々な所が」
靡は相変わらず冷静で、みんながパニック状態に陥っているのに呑気に紅茶を飲んでいる。
 
 
「大丈夫です……。力を使うと目眩がするんです……」
「大丈夫そうじゃないぞ。あんた。熱がある」
乃亞がオスカルの額に手を当てて言った。
 
 
 
「どうするか……」
「ちょっと休ませてあげよう」
そう言うと、琉佳はオスカルを抱えてソファ-の上に乗せた。そして掛け布団をそっと掛ける。
「それが一番いいね。さ、パーティの続きでもしない?」
 
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