MIND SPIRAL
乃亞は慌てて顔を上げる。
見慣れた顔。
「んがぁ!?」
「お帰りなさい」
 
なんでッ!?
なんでオスカルがいるの!
「なんでって、協力をしてくれるんじゃないをですか?」
 
「そんな事言いましたっけ??」
 
「僕は人の心を読めるんです」
 
「なぬっ!!」
じゃあ、あれとかこれとか……。
ま、まさか!
 
 
「ジャマイカ」
「はぅぁっ!!」
乃亞はベッドから倒れ落ちる。
「てめぇ……ぶっ殺s「それは無理ですよ」
見事に玉砕。
 
 
「協力なんてしてやんね!!」
「なんちゃって。嘘ぴょーん」
「……てんめぇ!マヂで俺キレたかんな!!!!」
乃亞は頬を赤らめて、引き出しにあったカッターを取り出す。
「あはは……。冗談ですよ」
 
 
 
「乃亞ー。何騒いでるの?」
突然の母の声。
階段をあがってくる。
 
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