MIND SPIRAL
「ふざけるのもいい加減にしろ」
今まで大人しかった靡が冷淡に言った。
 
 
「ふざけてないです。僕の話しを聞いて下さい」
「いいから帰れ。察呼ぶぞ」
乃亞がケータイをポケットから出した。 
 
「……神の言う事を無視するのですか。地球の生き物はなんて酷いんだ」
 
「は?無視もなにも…「じゃあ、聞かせて。あなたはどうしたの?」
乃亞が話している所に琉佳が割り込んだ。
 
 
「る……琉佳っ!?」
「話しを聞くだけ」
「……っ」
 
乃亞は軽く舌打ちをして少年の話しを聞いた。
 
 
 
「僕の名前は、オスカル=ゴッド。第二の地球、蒼碧星(ブルースター)の神です」
 
 
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