届かない恋…
このことを、彩に言った。
彩はこう言った。
なんで、言ってくれなかたのよ!
あたしたちって、何?
大がつく親友じゃないの?
何、相談するのに遠慮しちゃってんの?
ばっかじゃないの?
うちはあんたが一番好きなの!大好きなの!
優よりも親よりも他の友達よりも!
あんたが…あんたが好きなのよぉ。
だから相談して。
たっくさぁん相談してよぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉおぉ!!!!!!
って言って泣いた。
あたしは
ごめん。
しか言えなかった。
情けないなぁ。ただ泣いてごめんしかいえないなんて…
自分の気持ちちゃんと言えばよかった。
そしてちゃんと彩に分かってもらえばよかった。
後悔なんてしても遅いんだよ。
それから、彩は朝待ち合わせ場所にも来なかった。
放課後も待っていなかった。
時間だけが過ぎ、ただただ彩との距離が長くなっていくだけだった。
あたしは、バカだ。