届かない恋…















このことを、彩に言った。





彩はこう言った。










なんで、言ってくれなかたのよ!
あたしたちって、何?
大がつく親友じゃないの?
何、相談するのに遠慮しちゃってんの?
ばっかじゃないの?
うちはあんたが一番好きなの!大好きなの!
優よりも親よりも他の友達よりも!
あんたが…あんたが好きなのよぉ。
だから相談して。
たっくさぁん相談してよぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉおぉ!!!!!!









って言って泣いた。








あたしは




ごめん。






しか言えなかった。





情けないなぁ。ただ泣いてごめんしかいえないなんて…
自分の気持ちちゃんと言えばよかった。
そしてちゃんと彩に分かってもらえばよかった。
後悔なんてしても遅いんだよ。







それから、彩は朝待ち合わせ場所にも来なかった。
放課後も待っていなかった。




時間だけが過ぎ、ただただ彩との距離が長くなっていくだけだった。




あたしは、バカだ。
< 28 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop