監禁した姫に恋した俺!!



それから、俺は目を合わせることができなかった。



目が合ったらまた心臓がうるさくなりそうで。
目が合ったら顔が赤くなってしまいそうで。





話だってろくに聞けなかった。













「ケータイのアド教えてくれません?」






「いいよ」








俺、監禁するはずだったのに。
いや、監禁する目的なのに。







どうしてこんなに切ないんだろう。




監禁をして悲しそうな顔をするお前を想像するとどうもせつなくて。



胸がくるしくて・・・・











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