青空




パチン、と割りばしを割る。



私の目の前には美味しそうな焼きそば。




「…いただきます」



「どーぞ!」




私はそばと野菜を割りばしで掴んだ。

そしてそれを口に運ぶ。



私の前では奏が「どうどう?」と目を輝かせて言った。




「……美味しい!!」



私はおもいっきり笑顔で叫んだ。




教室にいた人みんな私を見ている。


少し恥ずかしかったが、それどころではなかった。




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