青空




私は俯く。


沈黙が続く。




「か…れし…だよ…。私の……」



私の…


私の大切な人……




──ポタ…



気付けば私は涙を流していた。



「…え?」


「柚葉…」




次の瞬間、私は奏の腕の中にいた。





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