青空
空を見上げると青空でそのなかにある唯一ある雲は真っ白で…
太陽が私達を照らしてくれている。
まるでさっきの提案に賛成してくれていて、そして"頑張れ"と応援してくれているようだった。
「……奏…」
「ん?」
奏は私を離して私の顔を見た。
私は目を瞑る。
空、私決めたよ。
奏に言うよ。
そして目を開けて奏の目をまっすぐ見る。
「聞いてくれる…?私の…過去を……」
幸せで、輝いていた君との日々を──