青空
「あ…いや、何でもないよ……私は時野柚葉。こちらこそよろしくね」
偶然…だよね…?
「そうか…。うん」
私達は世間話をしながら校内を歩いた。
だいたい一通り回ったかな。
私はそう思い再び職員室に戻った。
私達に気付いた先生は
「お疲れ様。もう帰ってもいいぞ」
とお礼を言って作業を再開した。
私達は職員室を出て顔を見合わす。
「んじゃ、帰ろうか」
「うん」
私は青井奏の言葉に頷いた。
そして私達は下駄箱に向かった。