青空




「ただいまー」


私は家に入り、靴を脱ぎながら言う。

…あれ?
返事が無い…


私はリビングを覗く。

誰もいない。


私は食卓を見る。
そこに1枚の紙切れがあった。
私はそれを手に取って読んでいく。


《ちょっと用事があるから出掛けてくるね。お昼ごはんは冷蔵庫の中にあります。 母》



「出掛けているんだ…」

私の声が静かなリビングに漏れる。


私は紙切れを元の場所に戻してリビングを後にした。




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